森鴎外の「山椒大夫」の相関関係について3


3 小説の場面に適用する

安寿と厨子王が山椒大夫の下で働く
A そこでまた落ち葉の上にすわって、山でさえこんなに寒い、浜辺に行った姉さまは、さぞ潮風が寒かろうと、ひとり涙をこぼしていた。 意味3 1 衛生学2 1
B 日がよほど昇ってから、柴を背負って麓へ降りる、ほかの樵が通りかかって、「お前も大夫のところの奴か、柴は日に何荷苅るのか」と問うた。 意味3 1 衛生学2 1
C 「日に三荷苅るはずの柴をまだ少しも苅りませぬ」と厨子王は正直に言った。 意味3 1 衛生学2 1
D 「日に三荷の柴ならば、午までに二荷苅るがいい。柴はこうして苅るものじゃ。」樵は我が荷をおろして置いて、すぐに一荷苅ってくれた。 意味3 1 衛生学2 2
E 厨子王は気を取り直してようよう午までに一荷苅り、午からまた一荷苅った。 意味3 2 衛生学2 1

A 言語の認知(情動):1誘発、2創発 → 4、1
B 人工知能(衛生学):1行動2リスク回避 → 4、1

花村嘉英(2018)「森鴎外の『山椒大夫』の相関関係について」より


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