社会学の観点から文学をマクロに考えるー自然や文化の観察者としての作家について16


6 まとめ

 シナジーのメタファーを作家個人の脳の活動だけではなく、集団の脳の活動として考察するために、つまり、狭義ではなく、メゾのデータを束ねた広義の意味で考察するために、作家の条件に自然や文化の観察者を設け、エキスパートとして自然や文化に触れる社会学的な方法について考察した。その際、ミクロ、メゾ、マクロの3つのレベルで調節できることが分析方法の質を高めることになる。特に、メゾの部分でデータを束ねながら解析を重ねことにより、社会学の観点でマクロの文学分析が意義あるものになっていく。

【参考文献】

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花村嘉英 2018  从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默 ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 
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花村嘉英 2020  島崎藤村の「千曲川のスケッチ」の執筆脳について-自然や文化の観察者の立場から ファンブログ シナジーのメタファー
花村嘉英 2020  志賀直哉の「城の崎にて」の執筆脳について ファンブログ
花村嘉英 2020  国木田独歩の「武蔵野」の執筆脳について ファンブログ
花村嘉英 2020  横光利一の「蝿」の執筆脳について ファンブログ
花村嘉英 2020 エリアス・カネッティの「マラケシュの声」の執筆脳について ファンブログ
花村嘉英 2020 フランツ・カフカの「変身」の執筆脳について ファンブログ


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