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魯迅とカオス 狂人日記11
4 まとめ 「トーマス・マンとファジィ」と同様に、シナジーのメタファーを求めて魯迅の「狂人日記」を認知言語学…
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魯迅とカオス 狂人日記10
3.2 狂人と食人の非決定論(初期値敏感性) 狂人の言動と統合失調症の症状を重ねて考えてみよう。表3の5つ…
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魯迅とカオス 狂人日記9
3 場面の認知プロセス 3.1 食人の非線形性 上述の狂人の言動を認知プロセスに当てはめながら、それぞれの場…
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魯迅とカオス 狂人日記8
2.2 被害妄想は統合失調症 被害妄想は、感情と思考がうまく調和しない統合失調症の一つの症状である。統合失調…
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魯迅とカオス 狂人日記7
第一章 月夜の晩1今天晚上,很好的月光。我不见他,已是三十多年,今天见了,精神分外爽快。那赵家的狗,何以看我两…
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魯迅とカオス 狂人日記6
魯迅の「狂人日記」(1918)は、中国近代文学史上初めて口語体(白話文)で書かれた。当時の中国社会は、人が人…
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魯迅とカオス 狂人日記5
筆者は、「トーマス・マンとファジィ」というシナジーのメタファーを作るために、論理文法による分析を試みたことが…
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魯迅とカオス 狂人日記4
「魯迅をシナジーで読む」の中では、認知言語学が処理するメタファーとして、①慣習のメタファー、②汎用のメタファ…
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魯迅とカオス 狂人日記3
日常経験に基づいた推論は、具体的なカテゴリーが問題になる。しかし、文学作品などでよく見る抽象的なカテゴリーは…
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魯迅とカオス 狂人日記2
認知言語学は、人間の認知能力を問う学問である。認知能力とは、一般的に周囲の環境から情報を受け取り、それを記憶…